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統合レポートをモデルにデザインした、海外現地法人の中長期計画を考えるフレームです。

統合レポート.png

統合レポートは、株主をはじめとした社会に対し、企業の
「社会貢献(存在意義)」「非財務価値(強みの源泉)」

を示すもので、上場企業では

「統合報告書」「アニュアルレポート」

という名前でIRページに掲載されています。

構成要素.png

「価値創造Story」は、5つの要素で描いていきます。
「Purpose」から「Input」までを
繋げて考えられることが特徴です

これまでの戦略フレームはBusiness Modelを描くことを

目的としたものが多く、顧客や競合、パートナーといった

外部環境を整理し、自社戦略を考えていきます。

「価値創造Story」は、自社のみをみて、目的に向かって

​価値連鎖が途切れていないかをチェックします。

​では、他の戦略策定ツールと最も異なる、

「Purpose」と「Input」の書き方を細かく見ていきましょう。

「Purpose」の描き方

あなたの会社は社会に何を働きかけますか?
社会にとってのどのような存在意義を持ちたいですか?

​この質問への回答が、「Purpose」です。

​「会社」を抜き取って、「あなたは社会に何を働きかけますか?」と質問を変えると

会社ではなく、あなた個人の「Purpose」を問う質問になります。

個人の「Purpose」と、会社の「Purpose」の重なり合う面積が広いほど、

​働く人の幸福度が増していくと言われています。

「Input」の描き方

Input は細かく、6つの小さな要素に分かれています。

インプット.png

各項目の細かな描き方

​各項目の細かな説明と具体例を記した一覧表です、実際に書くときに参照してください

細かな書き方.png

「価値創造Story」のフレームと、チェックポイント

価値創造Storyフレーム.png

「Purpose」から「インプット」までを俯瞰的に見ることができます。
「Purpose・Vision」実現に向けて、何が足りていて、足りていないか一目瞭然です。

​下の図では、チェックポイントも提示しています、記入するときにセルフチェックに活用ください

価値創造ストーリーチェックポイント.png

リクルートHDでサンプルを作成してみました。参考にしたのはアニュアルレポートです。

(20分程度で作ったものなので、雑でごめんなさい!)

リクルートサンプル.png

価値創造Storyをつくるときは、以下のいずれかを想定しています。

1:経営者がひとりで思考をまとめる→メンバーに共有する

2:主要メンバーで一緒に作成する

2のやり方でつくった方が、参加メンバーの視野を広げ、

できあがったStoryが自分ごとになるのでお勧めです。

しかし、メンバーそれぞれで認識が異なる点があります、それは「インプット」です。

以下の事前アンケートを活用し、インプットに対してどのように現状を捉えているのか

これを機会に意識合わせをしてみてください。

インプットチェック.png
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